潜在能力

対象者に眠っている特殊な能力のこと。
特に人間が吸血鬼化した際に付与される特殊能力のことを指す。

能力の中身は対象者に応じて様々で、吸血鬼シエラなら「獣化」、吸血鬼ベアトリスなら「守護」のようなものがある。

潜在能力という名前の通り、各人に眠っている能力であるため、自分にどんな能力が眠っているか知覚できる吸血鬼は少なく、大半はいわゆるハズレ能力であるため潜在能力無しと判断されることもある。
更には、その潜在能力を狙って引き出せる吸血鬼はほんの一握りである。例えば吸血鬼シエラの「獣化」は吸血を我慢して血に飢えていたり、または瀕死の状態になったりと、基本的に自分にとって不利な条件を満たす必要があり、条件を知覚できないこともあり発動させる難易度が高い。
※なお吸血鬼シエラは最終的に獣化を自由に使いこなせるようになっている

なお、この潜在能力は、元々その人間の肉体の奥深くに眠っている才能を吸血鬼化によって表面化させるようなものであり、吸血鬼の真祖は(はじめから完全な吸血鬼として存在するため)潜在能力を持たない。
その性質から、自分の眷属の方が能力的に優れているということも稀に発生する。