

関連キャラクター
キャラクター設定
聖女エリシアがハロウィンに集った悪霊に憑依され、心身ともに邪悪な魔女のものへと汚染されてしまった姿。
元々莫大な魔力を内包していた彼女だが無意識の内にリミッターを掛けており、それを外す術を習得したことで潤沢な魔力を利用することができるようになっており、古の魔女から手に入れた魔法の知識と合わせて非常に強力な、そしてためらいもなく邪法を扱うようになったという点で非常に危険な魔法使いとなっている。
不意を突かれたとはいえ、聖女の名を冠する彼女にとって悪霊を追い払うことは造作もないはずだったが、古の時代に高位の魔女であった悪霊からもたらされる秘術や禁呪といった知識の数々に加え、体内に内包する聖女としての潤沢な魔力を燻らせている自分自身に迷いがあったこともあり、「あくまで世界を救うため」と、魔法の叡智を受け入れてしまう。
悪霊を受け入れたとは言え完全に支配されたわけではなく、本人は邪悪な魔女を自分の中に封じ込めることに成功し、その叡智だけ利用させてもらっていると信じており、確かにエリシアとしての自我は残っているが、それも「魔法こそが世界を支配する絶対的な力」であるという認識にすり替わってしまっている。
手に入れた叡智をすぐにでも確かめてみたくなった彼女は、仮装をしてハロウィンを楽しむ街の人々を、邪法を用いて次々にその外見に相応しい魔物へと変えてしまった。
街中に魔物が出現したのみならず、その魔物が人間が変化したものだという事実に、ハロウィンに湧いていた街は瞬時に混乱に陥ってしまった。
続けて広域に洗脳魔法を掛けて事態を収拾した後、死霊術や降霊術を駆使して人外の軍団を形成した彼女は、この世を邪悪と混沌に満ちた魔の世界に染め上げようと、歩を進めるのだった。



