怪人シエラ

illustration by 最中もなか

全身図

参考資料

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キャラクター設定

呼称怪人シエラ
本名シエラ・アイベル・ニヒトアルディア
通称怪人シエラ、異形化シエラ、など
年齢23歳
身長約220cm(体高)
約410cm(全長) ※尻尾を含む
髪の色
目の色不明
一人称
関係者吸血鬼エリス(妹)、ミア(義妹)、カロリーナ(母)
吸血鬼ルフト(旧主)

敵の手によって戦闘スーツごと改造され、戦闘スーツと融合することで超常的なパワーを手に入れたシエラが、さらに組織の怪人化技術によってヒトを超えた超常的な生命体へと進化した姿。
「怪人」と呼称されているが、異形の下半身を持つそれはもはや「怪獣」と呼んでも差し支えなく、頭部は戦闘スーツのバイザーと融合し、まさしく獣のそれとなっている。

極限まで強化された高密度の筋肉が張り巡らされた肉体を、戦闘スーツ由来の高強度の被膜で覆う構造となっており、これらを合わせた究極の耐久性を誇る巨躯には生半可な攻撃では傷一つ付けられない。
人間だった頃の四肢は獲物を狩るために特化した異形のものへと変貌し、さらに下半身は獰猛な獣を想起させる胴体とそこから伸びる六指の四脚へと分化しており、その巨大なボディを支えながら高速で移動し、強烈な力で獲物を押さえ込んでなぶり尽くすことに特化している。
また、胴体から伸びる靭やかな尻尾も一振するだけでいとも簡単に相手を破壊、切断してしまえるほか、巻き付いて締め上げることも可能といったように、暴虐さの中にも繊細さが光る、卓越した戦闘センスを誇る彼女らしさが垣間見える。

彼女の巨体や被膜を維持するために膨大なエネルギーを消費するが、戦闘スーツの動力源であったクリスタルが増殖していること、またその肉体の特性から体内にエネルギーを凝縮させて保持することが可能になっており、その問題の大部分は解消されている。
また、怪人化改造の際に埋め込まれた、吸血鬼の力を研究して開発された因子にも適合しており、他者から生命エネルギーを奪って自らのものとすることも可能である。これらにより、彼女の活動範囲においては、ほぼ無尽蔵とも呼べるエネルギーを統べている。

極めつけは、その体内に溜め込んだエネルギーを集め、口から一気に放出して高威力のエネルギー波を放つことで、高射程かつ広範囲にあらゆるものを破壊することができ、組織が誇る破壊兵器たる彼女の地位を不動のものにしている。

改造時点で既に組織によって狂わされている彼女だが、この形態になったことで湧き上がる破壊衝動が加速しており、かつての高潔な戦士の姿からは想像もできないほど傍若無人に破壊活動を行う生体兵器へと変貌してしまっている。