妖魔アレクサンドラ

illustration by ゆー

全身図 全身図(素顔・魔法なし)

参考資料

設定資料

キャラクター設定

呼称アレクサンドラ
本名アレクサンドラ・ペレジル
通称妖魔アレクサンドラ、邪神アレクサンドラ、など
年齢
身長約9m(地面から頭の高さまで)
約12m(地面から翼を含めた最頂点まで)
約100m(蛇の胴体を含めた全長)
※状態により変化しており上記は観測時
髪の色
目の色
一人称
関係者妖魔神エリス(主/女王)

退魔の長であり、人類の守護者であるアレクサンドラが妖魔へと堕ちた姿。
魔族目、尖った耳、角、青肌、甲殻、翼といった妖魔の特徴を保持しながら、上半身にある腕が6本に分化しているのが特徴的である。また、人間の容姿を保っている上半身と異なり、魔族の尻尾に該当するかのように下半身が大蛇のように伸びた、人間と蛇が融合した外見となっているのが最大の特徴である。

莫大な魔力を保有し、秘術にも精通している彼女であっても、結界を突破してくる強力な妖魔たちを前に、守るべき民を背にしながらでは、その猛攻を直接防ぎ続ける以外に打つ手はなく、防戦一方の苦戦を強いられていた。
最終的に全ての妖魔を吸収して成り立った妖魔神エリスによって戦いの均衡が崩され、妖魔神エリスから生み出される瘴気に満ちた液体を大量に浴びる形で存在が塗り潰されるようにして屈し、アレクサンドラは妖魔へと改造されてしまう。
こうして人類最後の希望であった女神たるアレクサンドラは堕ち、人類は妖魔に敗北してしまったのだった。

「妖魔にする価値のない人間は不要(※)」との妖魔神エリスの意向を受け、妖魔となったアレクサンドラは手始めにその場で、先程まで命を賭して必死になって守ってきた人々を、なんのためらいもなく喰らい尽くし、自らの血肉として取り込んでいきながら下半身を蛇の胴のように膨張させ、大蛇のような姿へと変貌していく。
※「アレクサンドラが堕ちたいま、私の行く手を阻む者はいない。妖魔アレクサンドラが私が妖魔にする価値がある最後の手駒。それ以外の人間はお前の好きにしていい」くらいの意図

元々魔法という「力」を探求し続けていた彼女にとって、妖魔という新しい肉体を得られたことは僥倖であった。『捕食』の特性を得て、人間を喰らうことで自らの魔力の容量も、魔力自体も増やせることを知った彼女にとって、もはや人間は守るべき対象ではなく、欲を満たす「餌」でしかなくなっていた。
自らが守っていた民を、まるで自らの所有物であると言わんばかりに喰らい尽くし、より強い肉体と魔力を手に入れた彼女は、その力を誇示するように妖魔に歯向かう者たちを圧倒的な力でねじ伏せ、それを快感に思うようになる。

妖魔アレクサンドラは、妖魔になった時点で既に人間の何倍もの体躯を誇っていたが、現在は『捕食』により更にその身体を膨張させており、蛇の胴体部分が伸びて行っている。
人間の姿が垣間見える上半身と異なり、取り込んだ者たちと思われる身体の一部やその骨がそのまま見えていたり、『捕食』の際にまとめて取り込んだであろう瓦礫などの無機物も確認できることから、彼女の『捕食』がいかに悪食であるかが想像できる。

彼女の戦闘能力は凄まじく、魔法だけ見ても、捕食により体内で膨張し続ける魔力によって1つの魔法だけ発動させても絶大な威力を誇る上に、その6本の腕によって個別に魔法を発動することができる。
また、妖魔の価値観へと変貌したことで彼女の叡智たる秘術や禁呪もためらいなく行使するようになっており、生命力吸収や悪魔召喚、果ては死霊術による亡者の使役や生命改造といった倫理にもとる術なども自らのために平気で使用する「天災」のごとき存在となっている。

同じく秘術により、自らが取り込んだ人間が愛用していた武器を顕現させ、それらを相互に混ぜ合わせた自分専用の武器の数々を形成することが可能となっている。これによってほぼ無尽蔵に武器を出現させることができ、その気になれば尻尾や翼などにも武器を持たせることで六刀流以上の攻撃を繰り出すこともできる。
元々は魔法に適性があり、魔法を好んで使っていた彼女自身も、こういった圧倒的な力でねじ伏せるような戦い方を好むようになっている。

防御面でも隙はなく、彼女が元々保有している騎士鎧が癒着することで新しく形成された、妖魔特有の硬い甲殻には彼女の魔力が張り巡らされて更に強化されており、彼女本体が常に防御魔法を発動させ続けているため、蛇の胴体部分を含めてその巨体に傷を負わせることは容易ではない。

物理による攻撃も、魔法による攻撃も、そして防御面でさえ無敵を誇る彼女だが、さらに一切の邪念を捨てて殺戮に専念するという意図から、戦闘時には目を隠すようにバイザーのような甲殻を展開する。

「鬼神」とも呼べる圧倒的な戦闘力を誇る彼女ではあるが、妖魔神エリスからは「妖魔の楽園の構築」を任されており、妖魔神エリスから与えられた「妖魔の母体」の権能により、「妖魔人」と呼ばれる純粋で原始的な妖魔を産み落とすことに専念する機会が多い。
妖魔人を産み、増やしていくために彼女には大量のエネルギーが必要であり、そのための『捕食』で生物を飲み込むごとに蛇の胴が肥大化して長くなっていき、同時に彼女の身体に精力が蓄えられていく。

こうして妖魔アレクサンドラは「妖魔の楽園を守る守護者」として、新しく妖魔が支配する世界に君臨するようになった。
生き残った僅かな人間たちからは、その行動の数々からいつしか「鬼子母神」とも、女神が反転した「邪神」とも呼ばれ、恐れられている。