

キャラクター設定
呼称 | ライア |
本名 | カトライア |
通称 | 吸血鬼カトライア、カトライア、ライア、など |
年齢 | 17歳(見た目) |
身長 | 157cm |
髪の色 | 青 |
目の色 | 青 |
一人称 | 私 |
関係者 |
吸血鬼の真祖であり、強力な催眠能力を持つ。
特に男性に対して威力を発揮する魅了能力の持ち主であり、彼女の美貌も相まって非常に強力なものとなっており、複数の街を堕としては自分の領地として拡大している。
現存する吸血鬼の中では積極的に人間社会を脅かしている吸血鬼として認定されており、退魔協会からは優先的に討伐するように命じられている吸血鬼である。
彼女自身の戦闘能力はそれほど高くないが、人々を自由に操る催眠能力や、特に男性を魅了する能力により迂闊に手出しができないこと、また彼女が眷属とした吸血鬼や従者が多く彼女を守っており、手練れのヴァンパイアハンターの数々が彼女の討伐に苦戦し、敗退してきた。
ライアもまたその辺の事情を弁えており、退魔協会やヴァンパイアハンターたちを刺激して自らが危険な目に遭わないよう、人間社会に混乱をもたらさない程度に調整しながら活動を行おうとする狡猾な一面もある。
一方で彼女には、欲しいものなら他人のものでも奪うという性質、または自分が一番でなければ気が済まないという性質もあり、自らの美貌が完璧であることを証明し、自分を崇める人間を増やすという目的のために領地の拡大には余念がない。
その行動原理からして吸血鬼の中でも穏健派であるヴァルトラウトとは犬猿の仲となっている。
そのため、一時はヴァルトラウトを排除するために他の吸血鬼と協力することを画策した時期もあった模様である。
ライアは、ベアトリスを特殊な吸血方法で吸血鬼へと堕とし、シエラたちと戦わせた張本人でもある。
自分に唯一肉薄したシエラには以前から深く固執しており、また彼女をいつかは自分の眷属へと堕としたいと思っていた。
シエラが吸血鬼となって失踪してからは彼女の行方が気になっていたが、ちょうど彼女を追って自分の領地へと足を踏み入れたベアトリスを利用する形となった。
強力な吸血鬼であるライアにとっては、シエラに負けるとも劣らない実力を持つベアトリスですらただの捨て駒であり、シエラとベアトリスの勝敗には全く興味を持っていなかった。
ベアトリスを通じてシエラたちの居場所を掴んだライアは、とある作戦を実行する……
吸血鬼ラインホルトの姉であり、弟であるホルトを溺愛している。
その溺愛っぷりは、眷属を持たず静かに暮らしていたいホルトのために、街を丸ごと催眠状態に堕として彼が暮らすための街として整備し与えるほど。
これによってシエラとエリスが隠れ家としている屋敷は、居住者が不在にも関わらず十数年の間、荒らされることなく保存されており、いまでも隠れ家として機能している。
逆に言えば、元々はライアの領地となるはずだった場所がホルトに割譲されているため、エリスたちはホルトによって間接的にライアとの直接衝突を免れているとも言える。
ライアもホルトも吸血鬼の真祖ではあるが、自身に吸血鬼のルーツを持たない真祖に、人間で言うところの家族、具体的には「姉」と「弟」という関係性があるかは疑問である。
しかし、両者に身体的特徴を含み共通点は多く、姉弟という関係性に信憑性は高い。
また、吸血鬼の真祖としては比較的若い方で、ホルトと共に世界に顕現したのはせいぜい二十年前と目されている。
そういう若さもあって、他の吸血鬼たちと違って比較的好戦的な面もあるのかもしれない。