
全身図(素体) 全身図(バイザー無し) 全身図(バイザーあり)
イラスト

キャラクター設定
呼称 | ディスコルディア・エクセリス |
本名 | 魔王ディスコルディア・エクセリス |
通称 | ディセリス、エクセリス、など |
年齢 | 14歳(見た目) |
身長 | 約35m(頭頂部まで) 約48m(全高) |
髪の色 | 金 |
目の色 | 赤 |
一人称 | 私 |
武装 | 魔王剣 ディスケイオシア 近接/射撃/合体 精霊契約システム ディスヴェーラ 精霊武装 ディスヴァリエ×20 精霊武装 ディスヴァリエ・リゼ×4 ギミックアーム ヴァイスファング×2 高機能マニピュレータ ヴァイスラッシュ×1 ナノマシン「エクセリス・レッド」 &広域散布システム「鮮血の海」 |
関係者 | 吸血鬼エリス(本体) コルデリス(変化前) コルディア、マリヴェーラ、ケイ(素材) |
吸血鬼エリスが開発した巨大人型機動兵器であるコルディアと、そのコルディアが敵の侵食を受け、パイロットであるエリスを取り込んで彼女の外見を模した邪悪な巨大兵器へと変貌したコルデリス。
そのコルデリスが更に、マリヴェーラとケイ(ケイオシア)を取り込むことで魔王として覚醒、完全な存在となったのが、このディスコルディア・エクセリス、通称「ディセリス」である。
コルディアをロールアウトした際に、既にエリスの中にはディスコルディアのコンセプトおよび具体的な設計図が思い描かれていた。エリスの脳内にあるこの設計図は、彼女とコルデリスとの融合が進むにつれて鮮明に解析されていき、結果的に「エリスの半身であるマリヴェーラを取り込むことでパワーアップが可能」という情報を得たコルデリスはマリヴェーラを強襲。
最初は抵抗したマリヴェーラだったが、コルデリスと融合することで、かつての魔王エリスを再現して真の邪竜に戻ることができると結論付け、最終的に喜んで彼女に取り込まれていった。
これにより『魔王』となったコルデリス(エリス)に、永らく魔王を求めさまよっていたケイは無条件で従うこととなり、ケイは魔王剣「ディスケイオシア」として装備されることとなった。
エリスはコルデリスに最初に取り込まれた際に、機械的に、極めて合理的に行動するように思考が改造されていたが、マリヴェーラを取り込んで魔王化した際に彼女の身体の奥深くに眠っていた「魔王となる可能性」が呼び起こされて表面化しており、本来のエリスに近い思考を持つようになった。
ただし、彼女の本質は機械兵器であり世界の破壊と支配を司っており、更に魔王として「この世界を魔界へと堕とす」という思想も強く反映されたことで、全能感に溢れ、数々の破壊兵器で固められた全身を見せつけるように、破壊活動に勤しんでいる。
機体の基本的な性能は、変化前のコルデリスと、エリスにとって理想的な機体であるディスコルディアの両者の特色を合わせた形となっているが、マリヴェーラをサブパイロットととして搭乗させ、魔界からリゼアルクの力を引き出す形式であったディスコルディアと違い、マリヴェーラと実際に融合していることで擬似的に「魔王エリス」を再現、および装甲や魔力回路を含めて全身が「邪竜リゼアルク」に近い特性を持っており、魔界から供給される無尽蔵の魔力もあって、基本的に動力源が枯渇することはない。
機体の基礎フレームはディスコルディアと同じ精霊契約システム「ディスヴェーラ」が採用されているが、リゼアルクに近い構造になったことで動力源となる魔力の減衰が少なくなって全体的に機体の出力が上がっており、全身の武装の性能が強化されているほか、リゼアルク起因の魔法も単独で扱えるようになっている。
主武装は彼女の右手に握られている魔王剣「ディスケイオシア」。ディスコルディアのギミックソードと同名の武器であり、射撃のための形態と近接攻撃が可能な大剣となる形態にそれぞれ変形できる機能も同じであるが、こちらは実際にケイオシアが変形した武器であるため、その性能や攻撃力はディスコルディアのものの比にならない。更にはディスヴァリエを接続することで出力を上昇させることができ、ケイとマリヴェーラの姉妹合体攻撃となる最大出力時の攻撃力はエレメンタルマリヴェーラの邪竜砲を超えるとされている。
ディスコルディアの武装であった遠隔操作可能なビット「ディスヴァリエ」も合計20基装備している。
これを更に強化した巨大な爪状のビット「ディスヴァリエ・リゼ」がバックパックにもう4基装備されており、展開されたスカート部分とこれらが合体してギミックアーム「ヴァイスファング」へと変形する。
また、ディスコルディアでは姿勢制御の役割の比重が大きかった尻尾は、高機能マニピュレータ「ヴァイスラッシュ」となっており、その靭やかに伸びる尻尾を柔軟に操って対象を跳ね飛ばすほか、鋭利な部分で両断したり、先端を突き刺したり、または尻尾を器用に巻き付かせて拘束することもできる。
彼女の権能とも呼べる機能として、有機物無機物問わず侵食して支配下に置くナノマシン「エクセリス・レッド」を生成、およびこれを広域に散布するシステム「鮮血の海」がある。
これは血を操る能力を持った吸血鬼である彼女の血液を元に体内で生成したナノマシンを霧状に散布することで、周囲の環境を彼女の思うままに変化させてしまうほか、生物に作用させれば脳を含め全身を彼女の支配下に置いてしまい、更には目的に応じて異形の機械へと変貌させることもでき、これらを合わせて、彼女の思うままに操れる尖兵たちを生成することが可能である。
また、対象が巨大な機械など、そのままでは侵食が難しい相手であった場合は、高濃度のナノマシンを充填させたディスヴァリエを対象に突き刺して制御を奪った上で、直接改造を試みることもできる。
このナノマシンは、対象が生物であった場合は無機質な機械へと変えてしまうが、対象がリペリスタといった自身との相性が良い機械であった場合は、彼女たちに更なる進化をもたらして、強力な機械兵器群を生み出すことができるとされている。
魔王エリスの再来とも呼ばれるこのディスコルディア・エクセリスは、権能「鮮血の海」の効果も相まって移動する厄災として恐れられている。
人々は彼女によって自分たちの世界が破壊され、またはその破壊する一員へと組み込まれていくのを、ただただ絶望して見ていることしかできないだろう。