コレクティブパペット・ニュオ

illustration by ゆー

バストアップバストアップ(胸部開放)

参考資料

関連キャラクター

キャラクター設定

呼称ニュオ
本名コレクティブパペット・ニュオ
通称真ニュオ、巨大ニュオ、巨大人形ニュオ、など
年齢不明
身長約7m(本体部分)
約15m(通常時体高)
約18m(全長)
髪の色
目の色
一人称私(わたくし)
関係者リペリスタ(素材)、吸血鬼エリス(コア)

吸血鬼エリスの血の残滓から生まれた疑似生命体であるニュオが、エリスを取り込むことで完全体となった姿。

数百体を越えるであろうリペリスタがその素材となっており(※)、リペリスタ本体やその武装を分解して素材として組み上げたと思われる部位もあれば、リペリスタをそのままの姿で組み合わせた部位もあり、そのアンバランスさが更に恐怖を引き立てる外見となっている。
※おそらく生産されているリペリスタの全てがこのニュオに取り込まれている

ニュオを想起させる中央の細長い人形(※以降「本体」と呼称する)のほか、背面から伸びる四脚の脚、宙に浮いたような二種二対四本の巨大な腕、腹部を起点として連なって背面から頭上へと伸びる、リペリスタを組み合わせた巨大な構造物によって、その巨体が構成されている。
本体の顎部から腹部に掛けては開放可能な構造となっており、これが開放されると、その内部にエリスがそのままの姿で取り込まれていることが分かる。

巨腕を用いた攻撃や、開閉可能で回転する先端を持った四脚による蹂躙、またその巨体が誇る質量による破壊力の高さもさることながら、エリスの血を得たことでニュオが持っていた能力「血の糸を相手に突き刺して意のままに操る能力」も強化されており、糸を撃ち込んだ相手を無機質な『人形』へと変換してしまう特性を持つ。
糸は本体の両手のほか、巨腕や四脚の先から、更に身体を構成するリペリスタたちの手の指先からも放出可能である。
コアとなっているエリスから供給される血の量も潤沢であることで、全身から際限なく血の糸を放出し、周囲を無機質な人形へと変えて行く不気味な行動により、まさに災害と呼べる存在にまで変貌してしまっている。

ニュオが「子供」であることから、「大人」を意識したデザインになっている。
が、あくまで「ニュオから見た“人間の”大人」ということで、人間や大人への理解の異なり方から、様々な歪さが表現されている。

本体が異常に細長い構造になっているのも、「人間は大人に成長したら身長が高くなる」というイメージが歪に発露したもの。
また、腹部が膨らんだように見えるのも「人間の大人の女性は妊娠する」というイメージが歪に発露したものである。

自身が人形であることから「人間になって全ての人形を支配する」という意識は持っているものの、頭上の構造物から吊り下げられて操られている構図は、その人形の姿を脱却できておらず、皮肉の表現となっている。