
参考資料
キャラクター設定
呼称 | ディスコルディア |
正式名称 | エリス専用邪竜機ディスコルディア |
通称 | ディスコルディア、真エリス専用機、など |
全高 | 約30m |
武装 | 変形式バーストレールガン アキレウス →ギミックソード ディスケイオシア 精霊契約システム ディスヴェーラ 精霊武装 ディスヴァリエ×16 携行用ビームソード×2 携行用小型銃 |
関係者 | 吸血鬼エリス(搭乗者)、マリヴェーラ(副搭乗者) 邪竜リゼアルク(契約精霊) |
謎の組織に対抗するために吸血鬼エリスが開発した巨大人型機動兵器であるコルディア。「ディスコルディア」はその後継機にあたる機体である。
正確には後継機ではなく、元々開発を予定していた機体だったが、敵の侵攻速度が予想以上に速く、これに対抗するために汎用的な素材とシステムで急造したコルディアを先行してロールアウトすることになった。
ディスコルディアはエリス自身が搭乗する機体として、エリスの力を最大限発揮できるように設計しただけあり、基本的に彼女以外は操作できないようになっている。
これはコルディアのようにコックピット内のシートに着席して操縦桿を握って機体の操作を行う操縦系ではなく、肉体を機体と直結させることで、より緻密で高速な機体制御を行う特殊な操縦方法となっているためである。自身の肉体を、血を介して自由に拡張させることができる彼女だからこそ実現可能な機体の制御方法となっていると言える。
更に、機体自体が魔界に住まう邪竜「リゼアルク」本体(※)と契約することで「魔王エリス」と等価な「エリス・リゼアルク」が本来持っている潜在能力を引き出す構造となっている。
そのため、機体の外見は邪竜リゼアルクが馴染みやすい、邪竜本来の姿を模したものとなっている。
※マリヴェーラの項目でも触れているように、彼女(邪竜リゼアルク)がエリスのいる世界にやって来る時に邪竜の大半の力を捨てている。一方で捨てたことになったものは、邪竜本体として魔界に残ったままであり、現世界と魔界を繋ぐ機構さえ確立すればその力を引き出すことができる。
エリス単体でも機体を動かせるようになっているが、契約している邪竜の現世界での分身であるマリヴェーラがサブパイロットとして搭乗することで、機体のポテンシャルを最大限まで引き出すことができる。
マリヴェーラとしても、元々エリスと融合して真価を発揮したいという願望があり、それが本機体に搭乗することで擬似的に実現することになるため、必要以上にエリスに出撃をせがんでいるようである。
主武装はコルディアの銃「リギュローン」を強化した「アキレウス」で、射撃のための形態と近接攻撃が可能な大剣となる形態にそれぞれ変形できるギミックを備えている。射撃についてはリギュローンと同じく単発使用であれば連射を、エネルギーをチャージさせることで強力な砲撃を、と使い分けることができる。
また、アキレウスが変形する大剣「ディスケイオシア」は、マリヴェーラ曰く、魔王エリスの剣とほぼ同じ性能を誇る剣であるとのこと。ただし、その本来の剣が現世界に存在しないことと、その剣よりも遥かに巨大な剣となっているため、真に同一かどうかを見極めることはできないが、少なくとも敵機を一撃で一刀両断できるなど、剣としての性能は優秀なようである。
更にバックパック側に2対、肩に3対、腰に3対の合計16基の遠隔操作可能なビット「ディスヴァリエ」を装備しており、遠隔操作によりあらゆる距離や角度での柔軟な射撃や、ビット自体を武器として攻撃を行うなど、吸血鬼エリスの得意とする攻撃をマクロサイズで可能としている。
動力はコルディアと異なり魔力となっており、制御系や駆動系、武装に関しても大半が魔力を必要とするものとなっている。これは、この機体は現世界側にいるマリヴェーラを媒介として魔界側にいる邪竜リゼアルク本体と契約しており、彼女が機体に搭乗している場合は彼女を介して魔界から魔力を供給される形にすることができるため、ほぼ無限に得られるエネルギーとして魔力を動力源として使用できるためである。
※正確には、マリヴェーラもエリスとリンクしているため、マリヴェーラがエリスから知覚できる範囲にいれば同じ状態になることから、マリヴェーラがサブパイロットとして搭乗している必要はあまりない。エリスと一緒に出撃したいマリヴェーラが、自分がサブパイロットとして搭乗するべき理由として掲げ、エリスに迫っているだけである。
現時点で考えうる最高の性能を有している機体に、吸血鬼の真祖であるエリスが、魔界の最高位の竜である邪竜(の分身)であるマリヴェーラと搭乗することで唯一無二の強大な戦闘能力を発揮できるような構造になっており、組織に対抗できる希望の光となっている。