ヴァルトラウト

illustration by 幽にろ

全身図

参考資料

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キャラクター資料

呼称ヴァルトラウト
本名ヴァルトラウト
通称吸血鬼ヴァルトラウト、ヴァル様、など
年齢不明(少なくとも700年以上は生きている)
身長163cm
髪の色
目の色
一人称
関係者不明

遥か昔から在り続ける、強大な力と品格を併せ持った吸血鬼。

悠久の時を生きる高位の吸血鬼ながら、これまで積極的に世界に干渉することなく、人間たちの世界から距離を置くようにして、大陸から離れた孤島を自らの領土として静かにしもべたちと暮らしている。
人間世界においては吸血鬼が人間を襲う危険な存在として討伐対象とされる経緯から、吸血鬼の女王たる彼女の庇護に入ることを望む吸血鬼は多く、彼女が直接統治する孤島は吸血鬼たちの間で「楽園」と謳われている。

彼女の配下に入っている吸血鬼の真祖も何人か確認されており、人間や他の妖怪などを含め、彼女の配下だけで国を興せるほどの勢力となっている。
永らく表舞台には出てきていないものの、彼女自身が強大な力を持ち、水面下に絶大な勢力を保有しているという観点では、常にその存在が危険視されている。

人類の守護者であるアレクサンドラとかつては因縁があったとされているが、「楽園」の存在から類推するに、孤島が人間の監視下にあることを条件に、人間と吸血鬼と、お互いの領土に手を出さないという不可侵条約のようなものを結んでいるのではないかと噂されている。

闇の世界を生きる存在としての妖気を漂わせながらも、万物を照らす輝きを秘めた高貴な風格を備えており、同族である吸血鬼だけでなく、多くの者を導いてきた。
彼女を求めてやって来る者はいかなる種族でも拒まず、また本人の望みに応じて吸血により眷属化させ、同胞へと招き入れている。

多くの吸血鬼たちをまとめ上げているカリスマ性と、その裏にある実力と格は本物であり、並の吸血鬼であれば相手の意志に関係なく平伏させることも、その気になればただ睨むだけで相手を消滅させることも可能という。
そんな彼女が実際に戦う姿を見ることは希少であるが、ひとたび戦闘となれば手に持った一輪の薔薇の花を巧みに操って踊るように攻撃を受け流し、瞬く間に相手を屈服させてしまうとされている。