各賞について
今回の悪堕ちコンテストの趣旨は「悪堕ち作品がこの世に一つでも多く生み出されること」であり、その手段として悪堕ちコンテストという企画を立案し、結果として受賞の有無という優劣が付く構造となっています。また、各賞には条件が付いており、大賞・優秀賞の上位3賞には作品形式に縛りがあります。
今回は事前に評価基準を公開し、項目に応じた重み付けを行って採点する評点形式を採用しており、まとめると以下のような条件になります。
順番 | 賞名 | 選出の条件 |
---|---|---|
1 | 大賞 | ・漫画形式または小説形式 ・評点で最高順位 |
2 | 優秀賞(漫画部門) | ・漫画形式 ・大賞を除いて評点で最高順位 |
3 | 優秀賞(小説部門) | ・小説形式 ・大賞を除いて評点で最高順位 |
4 | 堕研賞 | ・すべての形式 ・主催が好きと思う作品を主観で選ぶ ・大賞と優秀賞を除く |
5 | 特別賞 | ・すべての形式 ・悪堕ちを題材としているが他の作品と一線を画す内容の作品を選ぶ ・大賞と優秀賞と堕研賞を除く |
6 | 佳作 | ・すべての形式 ・大賞と優秀賞と堕研賞と特別賞を除いて評点の高い順に上から5つを選ぶ |
7 | 参加賞 | ・すべての形式 ・大賞と優秀賞と堕研賞と特別賞と佳作を除く全ての作品(50作品以内) |
基本的には評点で全て決めるものの、評価基準が活動ジャンルと被らない人もいることを考慮し、そういった人にも悪堕ちコンテストへの挑戦を促す意図で、主催が好きな作品を応募された人に堕研賞を、「悪堕ちかどうか自信がない」という作品が評価されないことを防ぐために特別賞を、それぞれ設置しています。
このため、本来堕研賞や特別賞になっていた作品でも評点が高ければ上位の賞にスライドし、逆に評点が低くても無関係に選出されている可能性があるということも言えます。
なお、佳作の中でも評点に差異がありますが、一次選考通過時のリストアップ順に掲載しており、評点とは無関係な順番になっています。
評点について
具体的な項目は公式サイトで事前に公開している通りで、それらを大まかに4枠でまとめた4項目と、そこから導き出された総合点の5つの項目で成り立っており、最終的な順位はこの「総合点」を用いています。
具体的な点数を公開することはありませんが、点数(の分母における比率)に応じてAからEまでの5段階評価をしています。
項目 | 内容 |
---|---|
定義(点) | 「悪堕ちらしさ」にどれだけ忠実かの指標です。 「定義」としていますが、今回の応募作品は全て悪堕ちの定義を満たしており、それを否定しないという観点で、この配点が総合点に与える影響は低いです。 |
魅力(点) | 「悪堕ちの魅力」をどれだけ引き上げられているかの指標です。 例えば堕ち前後のギャップや堕ちる様子がどれくらい魅力的に描けているかといった項目があります。 |
提示(点) | 世界観の構築やオリジナリティ、読みやすさ(見やすさ)といった作品としての指標です。 いかに魅力的な世界観を生み出せているか、それを読み手に伝わるような見せ方ができているか、といった項目が評価されます。 |
企画(点) | 今回の悪堕ちコンテストの趣旨に合っているかどうかの指標です。 主に ・全体の量(ゲーム形式だとプレイ時間) ・全年齢向けとしてオススメできるか ・初心者でも取り組みやすく理解できる内容か の3つで構成されています。 |
総合(点) | 定義点・魅力点・提示点・企画点を合計した点数です。 あくまで点数の和なので、A+B+C=Bのようにならないことがあります。 |
各項目間でも配点(重み付け)が異なります。
上記が作品の中身の評価で、これに加え作品形式によって補正点が加算されています。
視覚的に作品の内容が伝わる形式の作品、今回の応募作品の中では漫画形式・挿絵付き小説形式・ゲーム形式の3つについては、それ自体が魅力(の表現)および提示(の方法)として評価できるとして、それぞれの作品形式に応じた補正点を加えています。
このため、公開される評点は補正後の値となっています。
レビューについて
上記の評点とは別に、レビュー文章を作品公開時に付け加えています。
今回の悪堕ちコンテストでは、応募者全員がレビューを希望すると連絡を受けておりますが、文章公開前に応募者の確認を取っている場合があります。応募者から事前確認が不要と連絡を受けている場合はそのまま公開されています。